実例④-①配偶者控除の特例で自宅を配偶者に贈与する

任意売却 東京 管理人です。

まずは、手軽にできる節税対策として、贈与税の、配偶者控除の特例を活用することができます。
星野さんの不動産はご本人単独所有となっていましたので、夫婦間の財産のバランスは取れていません。
それでは万一、妻が先に亡くなってしまうと、配偶者控除の特例が使えず相続税の負担が大きくなります。
それを避けるために、贈与税の負担がかからない分を妻に移しておくのです。
2,110万円分の土地を贈与することとし、土地評価を税理士にも確認し、持分割合を決めて共有としました。
弟の所有地については時価相当の金額を算定し、借入で購入することにしました。
また長男、次男が自宅の購入を予定していましたので、住宅取得用の現金1,000万円までは贈与税がかからない特例を利用し、贈与しました。三男は弟から購入する自宅隣地に家を建てるようにするつもりですので、これで子供たち全員が自宅を持てるようになります。
贈与金額と土地の差がある分は、賃貸不動産などでバランスを取り、妻や子供たちにも理解を得た内容で公正証書遺言を作成しました。

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