実例⑥貸家が老朽化。長女に運営を引き継ぎたい

任意売却 東京 管理人です。

大谷さんは4姉妹の長女です。看護師として病院に勤務してこられ、同じ職場の夫と結婚してからも定年まで勤めました。父親は若くして亡くなりましたが、幸い、母親には親から相続した土地があり、40年以上前から不動産賃貸業で生計を立ててきました。その土地は400坪近くあり、自宅と貸家が建っています。
母親が高齢になって一人暮らしが大変になってきたため、大谷さん夫婦が同居するようになりました。敷地の中には次女家族も住んでおり、三女、四女も近隣に住んでいるので、
自然に交代で母親の面倒を見るようにしてきました。
それよりも15軒ある貸家業のほうが大変です。築年数が経ってきたため、年々修繕費がかかるようになってきました。それでも空きがありません。長年住んでいる人の中には家賃滞納者もおり、行政からは生活保護の方を入れてほしいという要請もあります。
母親は、これも人助けだと全部受け入れてきたようです。
しかし、大谷さんにとっては、母親から貸家業は任せるといわれても、困ったというのが本音です。後を継ぐなら、もう少し状況を改善したいし、相続のことも気になると、相談に来られました。

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