実例⑧代々引き継いできた多くの土地をどうするか

任意売却 東京 管理人です。

永田さんの夫は15代続く家系の跡取りとして、多くの土地を相続してきました。
自宅の周辺に広い土地を所有していますが、借入が必要となる節税対策をしてこなかったため、相続のときは大変だと周りから心配されてきました。
夫が亡くなり、いよいよ相続になって自宅周りの土地を手放すことになるのは避けたいと、当社に委託をされました。
夫の相続税は、駐車場の土地評価を下げて節税し、配偶者控除の特例も最大限に利用しました。
節税については、以前に夫が買っていた他見の土地を売却して済ませることができました。
けれども当然のことながら、自分が亡くなったときのほうが相続税が高くなります。
永田さんは、夫から相続した財産(財産の半分)以外に、夫の親からも財産を相続していますので、合わせると夫の財産程度になること、相続人が少なくなること、配偶者控除の特例が使えないことなどの理由からです。
それを見越して、夫の相続では納税を最小限にすることを目的としましたが、合わせて、最初から次の節税対策ができる土地を相続してもらうことを優先しました。
また、永田さんには現金の余裕がないため、今後は資金的な余裕をつくることも念頭において提案するようにしました。

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